中間テストや単元理解度テストが返ってきました。点数を見て一喜一憂したあと、答案用紙を机の引き出しにしまっていませんか。実は 返却後の1週間の使い方で、7月の期末テストの点数は大きく変わります。
いい塾の各校舎で生徒に必ずやってもらっているのが「捨てる・直す・残す」の3ステップ。今回はその進め方を紹介します。所要時間は科目あたり30分、5科目で2時間半ほど。週末1回で終わる内容です。
なぜ「全部解き直し」では伸びないのか
返却後にやりがちな失敗は 「全問解き直す」 ことです。一見まじめに見えますが、これは効率が悪く、しかも続きません。
- 既に解けた問題まで解き直して時間を浪費する
- 「ケアレスミスで落とした問題」と「本当に分からなかった問題」が混ざる
- 2科目目で力尽きて、結局3科目以降は手つかず
そこで必要なのが、間違えた問題を3種類に分類してから取りかかる というステップです。
ステップ1:捨てる(5分/科目)
返ってきた答案を眺めて、まず 「これは捨てる」 問題を決めます。具体的には次の2タイプです。
- 配点1〜2点の難問で、解説を読んでも理解に20分以上かかりそうな問題
- 次の期末範囲に含まれない単元で出題されたサービス問題(中間範囲だけの一発勝負問題)
「捨てる」とは諦めではなく、期末で出ない問題に時間を使わない判断 という意味です。テストの全問正解を狙うより、期末で確実に取れる範囲を広げるほうが点数は伸びます。
捨てると決めた問題には、答案に大きく×印を付けて、もう触らないことにします。
ステップ2:直す(20分/科目)
ここが本番です。残った間違いを 「ケアレスミス」と「理解不足」 の2つに分けます。
ケアレスミスのもの
- 計算ミス、写し間違い、単位の付け忘れ、漢字のミス、英語のスペルミス
- 問題文を読み違えた
これらは 「なぜ間違えたか」を一行だけ余白に書く だけでOK。「マイナス符号を忘れた」「主語と動詞の数の一致を見落とした」など、再発を防ぐための一行メモです。解き直しは不要。代わりに、次のテストの 見直し時間の最初の5分 で、その一行メモを読み返す習慣をつけます。
理解不足のもの
- そもそも解法が浮かばなかった
- 公式や文法事項を覚えていなかった
- 解説を読んでも一度では分からない
これらは 教科書・参考書の該当ページを開いて、5分で要点だけ復習 → 類題を1問だけ解く という順序で進めます。「もう一度解き直す」だけだと、答えを覚えているので解けてしまい、定着しません。別の類題で確認するまでが「直す」 です。
教科書に類題が見当たらない場合は、学校のワーク、塾の教材、市販の問題集の同じ単元から1問選んでください。
ステップ3:残す(5分/科目)
最後に、期末テストまで取っておくべき問題 を1〜3問選んで、別のノートに貼り付け(コピーして)ます。これが 「期末直前1週間で必ず解き直す問題」 になります。
選ぶ基準は次の通りです。
- ステップ2で「理解不足」に分類した問題のうち、期末範囲とつながる単元のもの
- 配点が大きい問題(5点以上)
- 学校の先生が「ここはまた出すよ」と授業で言った問題
中間テストの問題は、期末テストでアレンジされて再出題される確率がとても高い です。「同じ問題は出ない」と思っていると損をします。ノートに残しておくだけで、期末直前に何をやればいいかが一目で分かります。
科目別のコツ
英語
- 文法ミスは「どの文法ルールでつまずいたか」を一行で書く(例:「現在完了形のhave+過去分詞」)
- 単語のスペルミスは 3回書く より 声に出して綴る ほうが定着する
- 長文の読み違いは、間違えた箇所の段落を 音読1回 で締める
数学
- 計算ミスは「+/−の符号」「分母分子の入れ替え」「展開の項落とし」など、自分の癖を一行で記録
- 解法が浮かばなかった問題は、解説を読んだあと、何も見ずに白紙に再現 できるかを確認
- 図形・関数は、自分の手で図を描き直す までを1セットに
国語
- 漢字・語句のミスは、間違えたものだけ集めて 5問テスト を自作
- 読解の失点は「設問の要求を読み違えた」のか「本文の根拠を見つけられなかった」のかを区別
- 古文・漢文は、助動詞・句法の単元別に整理
理科・社会
- 用語の暗記漏れは、教科書の太字を声に出して10個 読み上げてから書く
- 計算問題(理科)は数学と同じく、計算ミスか理解不足かを分けて対応
- 資料・グラフの読み取りミスは、「資料のどこを見れば答えが出るのか」 を一行で書き残す
保護者の方ができるサポート
中間テスト返却後、家庭で見守るときは次の3点だけで十分です。
- 点数より「直しノート」を褒める ── 何点だったかより、どこを直したかに目を向ける
- 「全部やった?」ではなく「どれを残した?」と聞く ── ステップ3の残した問題を見せてもらう
- 次のテストまでの予定を一緒にカレンダーに書く ── 期末までの残り週数を可視化する
「もっと頑張れたでしょ」は逆効果です。返却直後の1週間で何を直したか だけを話題にすると、子どもは自分から机に向かいます。
いい塾の中間テスト返却後フォロー
総合進学塾いい塾では、中間テスト返却週に 「答案見直し面談」 を実施しています。マンツーマンの個別指導なので、答案を1枚ずつ講師と一緒に見ながら「捨てる・直す・残す」の分類を行い、お子さま専用の期末対策プランに落とし込みます。
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「点数は出たけれど、どこから直せばいいか分からない」という方は、答案用紙をお持ちのうえ、無料体験授業・学習相談にお越しください。
- 代表電話番号:078-871-1109
- お問合せ受付:平日11時〜21時/土曜日14時〜21時
中間テストの結果は、期末テストへのスタート地点です。1週間の使い方で、7月の景色は大きく変わります。